2021年1月1日 新聞
毎年主要紙を買い込んで見る趣味がやまない。
新聞記事は1紙で文庫本1冊分の量に匹敵するらしい。
正月の読み物として楽しみ。
読売
1面トップ
・「中国千人計画に日本人」少なくとも42人の日本人研究者がいる。彼らは日本政府から多額の研究助成金をもらったあと中国軍に近い大学で教えている学者」もいる。
日本政府から7億6790万円もらっていた例もある。
社説
「平和で活力ある社会きづきたい」
・世界は大変動のただなかにある。大事なのは国力だ。日本の経済構造の立て直しに取り組まなければならない。
・コロナ禍が終息したとしても、日本経済の病根がすっかり解消するわけではない。国の借金残高は1000兆円を超えている。国と地方の長期債務残高がGDPの2倍超の危機的状況で許されない。
・紙の教材をやめてデジタル・タブレットに切り替えるなど本末転倒だ。
・政治の信頼は国の礎だ。米ギャラップ社調査では公共機関の信頼度は日本の国会の信頼度は23%で最下位だ。
産経
1面トップ
「民主主義が消えていく」
一覧表で、
・新型コロナウイルスで民主主義、人権状況が悪化した国、地域の数=80
民主主義的な国・地域の数が減少し「非民主主義」が過半数。
民主主義=87か国
非民主主義=92か国
社説
「中国共産党をもう助けるな」
・日本は、瀕死の中国共産党を2度助けた。
戦時中は軍部が、戦後は外務省が。3度目はあってはならない。
毎日
1面トップ
「中国闇ワクチン流入」
・日本を代表する企業の経営者など一部の富裕層が接種を受けていることが明らかになった。
品川のクリニックで実際に接種をした状況を日時まで明記した記事。
社説
「再生の可能性にかける時」
・危機感、私たちの民主主義がコロナへの対応力にかけているんじゃないか。
朝日
1面トップ
「吉川氏に現金さらに1300万円」
社説
「核・機構・コロナ 文明への問いの波頭に立つ」
・長崎原爆資料館の入り口に。書いてある 核兵器・環境問題・新型コロナの三大世界規模の問題は、その根っこは同じだ。
核の恐怖を伝える終末時計は人類滅亡まで残り100秒で、史上最悪。
・日本は核兵器禁止条約に背をむける。
こんなことをいつまでも続けていいのか。
・つまり潮時が来ているのだ。山を動かす好機だ。
未来社会の当事者の若者、(グレタ・トウンべりさん の名を出して)。
・作家ジョージオーウエルの「動物農場」の紹介、牛や馬など動物たちが反乱を起こし人間の農場主を追い出す空想小説
日経
1面トップ記事
「脱酸素の主役世界競う」
・習近平が昨年9月にCO2の60年ゼロを表明すると投資は過熱している。
世界の太陽光の発電量に占める中国の比率は2010年の2%から2018年には32%まで急上昇した。
・世界で新設される設備の4割は中国だ。でも、排出削減特許で日本はなお先行している。
社説
「2021年を再起動の年にしよう」
・強権的な中国のような非民主的な権威主義国家のほうが効果を上げているという見方もある。経済回復は早く日本の輸出も中国頼みが鮮明。
・資本主義を磨きなおすことが急務。
感想
毎日 の1面のすっぱ抜き記事は示唆に富んだ選択で、編集長の「ブンやらしい」センスは好きだ。どうでしょうか。